JR(国鉄)の入場券
JR(国鉄)の硬券入場券(1980〜90年代)


 切符を集めるうえで、硬券の入場券を集める人は数多くいます。収集の基本といってもよいでしょう。国鉄からJRへの移行の際には、北や海・西・四・九の記号が入る程度しか様式の変更はありませんでした。基本的にB型硬券で、地紋はありません。また、新幹線の乗継改札口で発売の入場券は赤色の印刷になっています。
 入場券は印刷場によって様式が異なっています。国鉄時代に合理化の一環として、印刷場の廃止統合がありました。現在では、硬券の発行自体が縮小されており、趣味的には悲しいことです。
・札幌印刷場(釧路・旭川・札幌・青函船舶鉄道管理局・JR北海道)

札幌(計呂地)

 特徴としては駅名のスペースが小さいことと小児断線が途中で分断されていることでしょう。JR化後は□北(四角の中に北)の記号が駅名の前に入っています。

・仙台印刷場(盛岡・仙台鉄道管理局)

仙台(郡山)

 裏面の券番が5桁です。昭和60年頃に廃止され、この管理局の券は東京印刷場のものとなります。その際、東京印刷場発行でありながら仙台印刷場の雰囲気を残した券が数年間用いられていました。

・新潟印刷場(秋田・新潟・長野鉄道管理局)

新潟(西小千谷)

 裏面の券番が5桁です。JR(国鉄)券の中でも一番印刷がかすれています。昭和60年頃に廃止され、この管理局の券は東京印刷場のものとなります。

・東京印刷場
(高崎・千葉・水戸・東京北・西・南鉄道管理局・JR東日本)


東京(郡山)

 発行駅が記載されておらず、その分駅名のスペースが広くなっています。昭和60年頃から新潟・仙台印刷場を統合し、JR東日本に引き継がれています。現在は硬券の発行を停止しています。

・東京印刷場(仙台印刷場バージョン)(盛岡・仙台鉄道管理局)

東京(仙印)(郡山)

 一見して仙台印刷場券の雰囲気がありますが、裏面の券番が4桁で乙片の駅名が横組みになっているなど、東京印刷場の特徴も兼ね備えています。この券は仙台印刷場から東京印刷場に切り替わった後、約6年間使われていました。

・名古屋印刷場
(静岡・金沢・名古屋鉄道管理局・JR東海)


名古屋(三保)

 特に特徴の無い券です。JR化後は、他のJRと共同管理駅のみ□海(四角の中に海)記号が入っています。また、平成6年以降「2時間以内1回限り有効」の記載が入り、発行駅名が裏面に移っています。

・大阪印刷場
(大阪・天王寺・福知山・米子鉄道管理局・JR西日本)


大阪(郡山・関西本線)

 他の印刷場に比べ、だいぶ様式が変わっており、「旅客車内に立入ることはできません」の記載は裏面になっています。他の印刷場は「発売当日」となっていますが、この券は「発売日当日」となっています。また、乙片に穴が開いていませんが、平成3年頃から穴開きの券となっています。JR化後は□西(四角の中に西)記号が「普通入場券」の前に入っています。

・大阪印刷場(広島印刷場バージョン)
(JR西日本)


広島(備後落合)

 広島印刷場から大阪印刷場に切り替わる際に使われた券で、広島印刷場の特徴が残っています。後述の広島印刷場の券に比べ、駅名下のアンダーラインが長くなり、「旅客車内に・・」の注意書きが1段におさまっています。大阪印刷場の特徴である「発売日当日」がつかわれています。

・広島印刷場
(広島、岡山鉄道管理局・JR西日本)


広島(児島)

 駅名のスペースが少し狭く、少し印刷がかすれぎみです。また、「旅客車内に・・」の注意書きが2段になっています。JR化後は□西(四角の中に西)記号が駅名の前に入っています。

・高松印刷場
(四国総局・JR四国)


高松(大歩危)

「旅客車内に立入ることはできません」の記載は裏面になっています。JR化後は□四(四角の中に四)記号が駅名の前に入っています。

・門司印刷場
(門司・大分・熊本・鹿児島鉄道管理局・JR九州)


門司(博多)

 小児料金の数字が乙片に記載されています。JR化後は□九(四角の中に九)記号が駅名の前に入っています。

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